認知症になるリスクを軽減するには脳と体に適度な負荷を

● 認知症の軽減効果のある歩き方

こんにちは、若林です。

厚生労働省が国家戦略案で示した推計によると、団塊の世代が75歳以上になる2025年には、65歳以上の5人に1人にあたる700万人前後の人が認知症になるという。

認知症の発症リスクを軽減するには、できるだけ早い段階から予防するのが一番です。

誰でも簡単に始められることで予防ができたら一番いいですね。

そこで今日は、国立長寿医療研究センターの島田裕之さん監修の本をご紹介します。

ボケたくなければ歩きなさい/主婦の友社
認知症になるリスクを軽減するには脳と体に適度な負荷を

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認知症になる最大の要因は、体をあまり動かさないことです。

特に家で何もしないで、人とあまり会わない生活をしていると認知症になるリスクは高くなります。

上記の本を見て、少しきつめの有酸素運動をする習慣を作りましょう。

早く歩くことが一番簡単な有酸素運動ですが、早歩きを続けると、次のような効果が期待できます。

・脳の血流が良くなり、脳血管障害になるリスクが軽減します。
・脳の栄養素が増加して、脳の神経細胞が新しく作られます。
・アルツハイマー病の原因であるアミロイドベーターの蓄積が抑えられます。

軽度認知障害の人の場合、運動だけでは認知機能を効果的に向上するのが難しいこともわかってきました。

体と脳に適度な負荷をかけることが、より認知機能の向上につながるのです。

上記の本では、頭を使いながら運動するコグニサイズの方法が説明されているので、興味のある方は購入されて練習されることをお勧めします。

ヒーリングを学んで脳の機能を自分で維持改善することも認知症の予防、改善につながります。

認知症の症状改善体験談

認知症予防の簡単エクササイズの本

● 認知症予防の簡単エクササイズの本

こんにちは、若林です。

2015年2月11日(水曜日)放送のTBS「生命38億年スペシャル 最新脳科学ミステリー 人間とは何だ!?」では、愛知県大府市国立長寿医療研究センターの島田裕之博士がコグニサイズのやり方や効果などを紹介していました。

コグニサイズとは認知という意味を表す「cognition」と運動を表す「exercise」を組み合わせた造語で、国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防を目的とした取り組みの総称です。

頭を使う(認知)ことに加えて、体を動かす(運動)を同時にすることで認知症の予防につながります。

デュアルタスクトレーニング(二重課題:脳と体を同時に鍛える)と同じことを別の観点から表現している言葉です。

ただ体を動かすのではなく、少しきついぐらいの強度で動かすのがポイントです。運動した後、脈拍が1分間に120ぐらいになるのが目安のようです。

そうすると、脳の神経細胞のつながりを良くし、脳機能の低下を防ぐBDNFという物質が海馬で多く発見されるそうです。

体を動かしながら、脳を鍛える! 認知症予防の簡単エクササイズ/NHK出版
認知症予防の簡単エクササイズの本

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上記の本はコグニサイズを分かり易く説明してあります。

・1人でもできる!
・運動しながら脳を刺激し、記憶力回復
・ステップ台を昇降しながら引き算をする。
・左右にステップを踏みながら3の倍数ごとに手をたたく。

体を動かしながら同時に脳も使うことは以前から脳の記憶力を回復させることに効果があると言われていますが、これから認知症予防のために何か始めようとする人は上の本を読んで行動してみると予防につながりますね。

認知症は予防が一番重要ですから。

あなたも親の認知症の悩みから脱出しませんか?

回想法で認知症の症状を軽減

●回想法で認知症の症状を軽減

こんにちは、若林です。

認知症の進行を防ぐ「回想法」という方法について今日は説明します。

例えば、裁縫が得意だったおばあちゃんに、ぞうきんを縫ってもらい、「どこで裁縫を習ったの?」「どんな裁縫が得意?」とかいろいろ思い出してもらう方法です。

それを周囲がうなずきながらきくことで、おばあちゃんは気持ちが安定し、満足感が得られます。

「縫い方を教えて」などと語りかければ、なおいいでしょう。

日本リハビリテーション医学会の専門医、山口教授は次のように言っておられます。

大切なのは『何をするか』ではなく、『いかにするか』です。

算数ぎらいな人に単純に計算ドリルをいくらやらせても、本人はつまらないので認知機能は改善しません。

リハビリで脳を活性化するためには、次の5原則が重要です。

  • 快刺激:本人にとって快い刺激は笑顔につながります
  • ほめる:ほめられるとやる気が出てきます
  • コミュニケーションをとる:仲間とコミュニケーショ
    ンをとると安心感が得られます
  • 役割を演じる:役割や仕事があるといきがいにつなが
    ります
  • 誤らない課題:達成可能な課題を行うと、できた時自
    信につながり、前向きな姿勢が生まれます

 

上手に絵を描いたり楽器を弾けなくてもよいのです。

楽しく、みんなでほめあうことが大切です。そうすると、意欲を高める神経伝達物質が脳内に放出されるのです。

これらの5つのことをリハビリの時だけでなく、日常でも意識して接することで認知症の症状を軽減したり進行を予防することができます。

認知症の症状改善体験談