● 睡眠時間が短いと高血糖に!
日本では、2000万人以上の人が高血糖状態です。
つまり、国民の約6人に1人が高血糖状態になっています。
6月2日の「たけしの家庭の医学、睡眠スペシャル」で夜間高血糖について説明されていました。
高血糖は生活習慣、睡眠、運動不足などが原因と言われていますが、睡眠時間が短い人ほど肥満の人が多くなります。
これは睡眠不足になると食欲を促すホルモンが分泌され、食欲を抑えるホルモンが減るからです。
悪い睡眠を取っていると寝ている間に血糖値が上がり、高血糖から糖尿病になる場合もあるのです。
夜間高血糖を防ぐには、7時間から8時間の睡眠が必要で、6時間未満の睡眠も8時間超の睡眠時間も糖尿病(2型)の発症リスクが高くなります。
ノルアドレナリンは血糖値を上げる働きがありますが、交感神経に支配されているため、私たちが活動している昼間に分泌量が増え、副交感神経が優位になる夜間に分泌が抑えられます。
しかし、寝る時間が遅くなると夜休まるはずの交感神経が活発になり、寝ている間もノルアドレナリンが分泌され血糖値が上がります。
食べ物による血糖値の変化は通常一時的なものですが、睡眠時に血糖値が下がらない夜間高血糖は睡眠中ずっと続きます。
北海道大学で日本人およそ3500人を対象に調べたところ、7時間睡眠の人に比べて睡眠時間が5時間以内の人の糖尿病の発症率は5.4倍も高かったそうです。
質の良い睡眠の取り方
・寝る時間の15時間〜16時間前に太陽の光を浴びながら20分以上散歩
・寝る2時間前にお風呂に入って体を温める
・寝る2時間前にスマホやパソコンのディスプレイを見ない
スマホやパソコンのディスプレイから出るブルーライトは交感神経を刺激して眠れなくなります。受講生の方は寝る前に頭の後頭部をヒーリングすると寝やすくなりますよ。