● メタボは母親のお腹の中にいる時から決められている可能性?
こんにちは、若林です。
今日は妊娠している時に痩せ過ぎなら、生まれてきた赤ちゃんはメタボになる可能性が高いというお話をします。
慶応義塾大学医学部教授の伊藤裕氏の『健康は「内臓さん」で決まる』という本によると、最近、生まれてくるときの体重が2500g以下の赤ちゃんが増えているそうです。そして、それは赤ちゃんの将来の健康に大きな影響を及ぼすそうです。
1986年に、イギリスのバーカーという人は、英国の調査で、赤ちゃんがお母さんのお腹にいるとき、お母さんが低栄養の状態でいると、その影響を胎児が受けてしまい、その赤ちゃんが成人に達した後、肥満や糖尿病、高血圧が起こりやすく、心血管障害による死亡率が上昇するという報告をしました。
お母さんが栄養不足の状態なら、自分が生まれてからの世界もきっと栄養が不足していると、赤ちゃんの体が、なるべくエネルギーの消費を倹約できるように脳、腎臓、膵臓が設定され、生まれてからも低栄養の世界ならその世界にうまく対応できるようになります。
もし、生まれてからの世界が食べ物に困らない世界なら、赤ちゃんの脳は、あまりお腹が減っていなくてもどんどん食べるようにプログラムされています。
糖分も塩分も生まれてからあまり多くとれないだろうと赤ちゃんの体が設定されていて、インスリンを分泌する膵臓も、塩分を排泄する腎臓も、少ない糖分、少ない塩分に対応するようにしか作られていないのです。
というわけで、生まれた後、たくさんの栄養分にさらされると、いつも食べてしまいがちになり、十分なインスリンが分泌されずに血糖が上がって糖尿病になったり、塩分を腎臓からちゃんと排泄できなくなって高血圧になったりするそうです。
やせた女性から生まれた子供は将来メタボになる可能性が高いと考えられるのです。
そのため、多くのファッション雑誌で、やせた女性をモデルとして使うのを自粛しているそうです。
将来の赤ちゃんの健康のことを考えたら、やせすぎはよくないということですね。
女性の場合、好きな男の人にふられてから激やせする人がいます。食べたら嫌われると思っているので、食べても食べた物を吐いてしまうので激やせするのです。
そういう場合は、心理的なことが原因なので、催眠療法やヒーリングで太るとふられるという思い込みを手放すといいですね。